整備士でも始めやすい副業3選|月3万円を目指してやってること

本業が忙しい電整備士でも、副業で月3万円稼ぐことは不可能ではありません。私自身、家族を養う立場になって将来への不安を感じ、副業に挑戦しました。この記事では、実際に取り組んでいる副業3つと、そのリアルな感想や工夫したことを紹介します。

副業を始めた理由|整備士の私が感じた限界と不安
妻の退職と子どもの将来を考えた不安がきっかけ
私が副業を始めようと思ったのは、妻が退職して家計の支えが私一人になったときでした。これまではパート収入がある前提で生活を組み立てていたため、その収入がゼロになるインパクトは大きかったです。
さらに、息子が生まれてからは、この子の将来にどれだけお金がかかるのかと考えるようになり、不安が一気に増しました。しかも今年中には第二子が生まれる予定で、支出はさらに増えるのは確実です。
電装整備士の給料は決して高くなく、昇給のペースも限られています。このまま何もしなければ、いずれ家計が立ち行かなくなる未来が見えてしまったんです。
収入が一本だと家計が不安定すぎる
会社からの給料という“1本足”だけで家計を支えるのは、いまの時代あまりにもリスクが高すぎます。コロナ禍や物価高で、それを嫌というほど思い知らされました。
電装整備士という職業自体は誇りに思っていますが、それでも会社にすべてを依存している状態はどうしても不安定。実際、同業で正社員(フルタイム出勤している)だと思ってた先輩の話。「業績悪化なのか時給制になってたり有給がなくなってたりボーナスカットされたり」とう話を直接聞きました。その時このままではいけないと決心しました。
私は決して副業で一攫千金を狙おうと思ったわけではありません。むしろ、生活を守るための防衛手段として、電装整備士でも副業で毎月3万円を安定的に稼げる手段がほしいと思ったんです。
老後の備えも含めて“攻めの行動”へ
さらに大きかったのが、老後資金への不安です。
年金制度がどうなるか分からない中で、今の給料から貯金だけで備えるのは正直かなり厳しい。
だから私は「攻めの姿勢」で動くことにしました。
副業で収入を増やして、浮いたお金をそのまま投資に回す。いわば“攻めの節約&副業&資産形成トリプル作戦”です。
副業に時間やエネルギーを使うのは簡単じゃないけれど、未来の安心を買うと思えば、これほど意味のある行動はないと思えたんです。

整備士でも始めやすい副業3選【実践中】
①クラウドワークス(Webライティング)
最初に挑戦したのがクラウドワークスでのWebライティングです。正直、文章を書くなんて学生以来で自信ゼロでした。でも、スマホやパソコンがあれば在宅でできるうえ、初期費用も一切かからないという手軽さに惹かれて登録。
始めたばかりの頃は、1文字0.3円とかの超低単価案件ばかり。しかもタイピングは遅いし、調べるのも時間がかかる。それでも、まずは1円でも稼いでみたいと思って、とにかく数をこなしました。
最初に稼げたのは、433円のレビュー記事でした。正直、時給にすると数十円。でも、ネット上でお金が稼げた!という体験は大きくて、その後も続ける原動力になりました。
今は、文字単価が0.5〜1円の案件も通るようになり、ライティングにも少しずつ自信がついてきました。単にお金を稼ぐだけじゃなく、自分の知識や言葉が誰かの役に立つ感覚も得られていて、継続するモチベーションになっています。
②ブログ運営(情報発信&資産化)
クラウドワークスと並行して始めたのが、ブログ運営です。こちらは即金性はありませんが、書いた記事が資産となって残り、将来的に広告収入が得られる可能性があることに惹かれました。
ブログでは、自分の投資の失敗談や積立NISA、電装整備士の仕事(今後)、副業3万円の実践記など、自分の経験をベースにした記事を書いています。今はGoogleアドセンスの審査通過を目指してコツコツと記事を更新中。
ブログの良いところは、アクセスが増えてくると、自分の発信に価値があると感じられることです。まだ収益はゼロですが、人の役に立てる副業として、やりがいを感じています。
将来的には、クラウドワークスのような受注型から、ブログのような、積み上げ型の副業にシフトしていくのが理想です。だからこそ、今は土台づくりのつもりでじっくり続けています。
③メルカリなどで不用品販売(実践中)
実は、趣味で集めていたUFOキャッチャーの景品や、使わなくなった日用品をメルカリに出品しています。
まだ売れた実績はありませんが、売れるまでの流れ、写真の撮り方、商品の説明を学びながら挑戦中です。
不用品販売は、初期費用がかからず、誰でもスマホひとつで始められるのが魅力です。
時間が限られる電装整備士の私にとっても、副業3万円チャレンジとして取り組みやすさを感じています。
ちなみに紹介している私自身も、まだまだ手探り状態です。読者さんの中にメルカリが得意な方がいたら、ぜひコツを教えていただきたいくらいです。
副業で月3万円を目指すために工夫していること
本業との両立のコツ|毎朝6時〜8時を副業タイムに
副業を継続するうえで一番の課題は「時間の確保」でした。本業の電装整備士は体力仕事で、残業や突発対応も多いため、帰宅後に何かをする余力が残っていない日もあります。だからこそ私は、朝の2時間を副業時間にあてています。
毎朝6時〜8時にパソコンを開いて作業するのが私のルーティン。家族がまだ寝ている時間で静かに集中できるうえ、出勤前で頭も冴えているので効率が良いです。最初は眠気との戦いでしたが、今では生活リズムに組み込まれていて、逆に、朝やらないと気持ち悪いと感じるほど。
夜にダラダラやるより、朝に集中して短時間で取り組む方が圧倒的に効率的。これは電装整備士という体力勝負の仕事をしている私にとって、ベストなスタイルだと感じています。
家族との協力|副業の目的を共有
副業を継続していくうえで、家族の理解と協力は欠かせません。私の場合、妻に、なぜ副業をするのか、将来的にどう役立つのかをしっかり共有しました。
妻も子どもを育てながら家事を担ってくれていて忙しい中、私が朝の時間に副業をしていることに対して「すごいね」「がんばってるね」と声をかけてくれるだけでも気持ちが楽になります。
また、副業で得た収入の使い道も「投資に回す」「子どもの教育費に備える」と具体的に伝えているので、共通の目標に向かって一緒に動けているという実感があります。
副業収入はすべて「投資用」として確保
稼いだ副業収入は、基本的にすべて積立投資に回すようにしています。最初は月1万円、2万円と小さな金額からスタートしましたが、副業の成果が見えることで「もっとがんばろう」という気持ちが湧いてきます。
特に新NISAの制度が始まってからは、この副業収入を全部ぶち込んで資産を育てようと思って運用を強化しました。収入→投資→複利で増える→将来の安心につながる、というサイクルを回すことが、私の副業の原動力です。
やってみてわかった副業のメリット・デメリット
メリット|自分のスキルで稼ぐ手応え
副業を始めて一番大きく感じたメリットは、自分の力でお金を稼げるようになった実感です。
本業の給料は、どれだけ頑張っても急激には増えません。でも副業では、スキルがつけばつくほど報酬が上がるし、やればやっただけ成果につながる感覚があります。
クラウドワークスで初めて報酬をもらったときは本当に嬉しかったし、ブログでPVが伸びたときは、誰かの役に立ててるんだと実感できてモチベーションになりました。
副業を通して、収入源が1つじゃない安心感も得られたし、もっと自分の価値を高めたいという気持ちも強くなりました。
デメリット|時間管理とモチベ維持の難しさ
もちろん良いことばかりではありません。
副業は自由度が高い分、自分で時間を管理しないと何も進まないというデメリットがあります。大学生時代を思い出しますよね。入学から卒業まで全部自己責任です。怒ってくれる人なんていません。
仕事でクタクタになった日や、子どもの夜泣きで寝不足の朝など、今日はもうやめようかな…と思うこともありました。特にブログのようにすぐに収益が出ないものは、途中で心が折れそうになることも。
でも、そういう時こそ、なぜ始めたのかを思い出すようにしています。将来への備え、家族を守るため、老後の安心のため。そう思えば、コツコツでも続けていこうという気持ちになります。
副業は「自分を変えるチャンス」
副業を始めて、自分の考え方や行動も大きく変わりました。
もともとは、電装整備士一本でやっていくしかないと思っていた私が、副業でスキルを得る、将来に備えるという視点を持てるようになったのは、本当に大きな変化です。
副業はお金を稼ぐ手段というだけでなく、自分の価値を高めていく手段でもあると実感しています。やる前は不安だらけでしたが、今では、始めて本当に良かったと心から思っています。
まとめ|月3万円の副業が将来への安心に変わった
電装整備士として働きながら副業で3万円に取り組むというのは、正直に言って簡単なことではありません。体力的にも時間的にも余裕があるとは言えず、最初の一歩を踏み出すのにも勇気が必要でした。
でも今では、副業に取り組んで本当に良かったと思っています。
電装整備士でも副業で毎月3万円の副収入があるだけで、家計にはゆとりが生まれ、心の余裕も出てきました。さらにその収入を投資に回すことで、今だけでなく、将来の安心にもつながっています。
そして何より、自分の力で人生を少しずつ変えているという実感が、副業を通じて得られました。
これは本業だけでは味わえなかった感覚です。
副業を始める理由は人それぞれですが、生活のため、家族のため、将来のためという気持ちはきっと多くの人に共通しているはずです。だからこそ、同じように不安を感じている電装整備士の方や、家庭を支えている方にこそ伝えたいです。
副業は、生活を支えるだけでなく、自信や可能性も育ててくれる。
私自身がそれを実感しているからこそ、これからもコツコツと、継続していこうと思います。