【やらかし体験談】信用取引で200万円溶かした私が、積立NISAに乗り換えた理由

この体験談は、私が信用取引で失敗し、積立NISAでインデックス投資へと切り替えるまでの話です。
信用取引での失敗を乗り越えるまでの心の葛藤や学び。今、積立投資を続ける理由まですべてを赤裸々に語ります。
同じように投資で悩んでいる方、これから投資を始めようとする方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
信用取引を始めた理由
SNSの成功者に影響された
きっかけは、SNSでよく見かける「1日で〇〇万円勝ちました!」という華やかな投稿でした。
当時の私は投資に対する知識も浅く、こんなに儲かるならやってみたい!という安易な気持ちで信用取引の口座を開設しました。
成功者の投稿に目を奪われ、自分にもできると根拠のない自信を持っていたのだと思います。
冷静に考えればリスクのある取引ですが、その時の私は、やらなきゃ損くらいにしか思っていませんでした。
ビギナーズラック
行動力だけはある私は、開設する前にSNSなどで集めた情報をノートにまとめていました。信用取引の口座が開設するとすぐさま取引開始。
ノートにまとめた情報をもとに、初取引は日本の個別銘柄(社名は忘れました)で10万円以上の利益を出したのを覚えています。それも取引時間は朝9時の寄り付きから15分前後。私が株の世界にのめり込む理由としては十分でした。
それからは、取引する株で勝ちまくる日々が続きました。月の利益は50万を超えることもありました。その時は私がやる取引は全て勝つと本気で信じていました。まさしくビギナーズラックです。
テーマ株ブームに乗っかってしまった
日本の個別株、それもテーマ株を中心に取引していました。
医療、生成AI、半導体など、話題性の高い業種を次々と買っていました。
一見うまく立ち回っているようで、実際には、人気が出た株に飛びつくという高値掴みの繰り返しでした。
明日はもっと上がるはずと期待して買い、下がってもいつか戻ると信じて売れずに保有し続ける。
今振り返ると、初心者がやってはいけないパターンばかりです。
デイトレードなのに損切りできない性格
信用取引ではデイトレードを中心に行っていましたが、私は、損切りが本当に苦手でした。
たとえば、午前中に買って少し下がったとき、午後には戻るはずと思い、売らずに保有。
そのまま翌日に持ち越して、さらに下がることをよく経験しました。今思い返してもそんなことばかりでした。
自分で決めたマイルールを守れない性格でした。例えば損失○○%で撤退やといったルールも守れず、今回は例外と自分に都合のいい判断ばかり。SNSで自分にとって都合の良い情報ばかり集めてました。
結局、デイトレードで終われない取引ばかりで、気づけば塩漬け株(損切りできずに放置)だらけ。
今ならはっきりわかります。
私の性格と信用取引は、そもそも合っていませんでした。
デイトレで守れなかったマイルール
- 損失○○%で撤退
- サポートラインちょい下での損切り(損切りラインが近づくと、損切り注文キャンセル)
- 利益が出始めても薄利で撤退
200万円の損失と植田ショックの衝撃
初めて経験した本格的な暴落
日銀の植田総裁が2024年7月31日の金融政策決定会合で、0.15%追加利上げを決定しました。31日は日経平均株価は575円上がっていて私は織り込み済みなんだって安心したのを覚えています。しかし、三時半の植田総裁の会見後は時間外では下がっていきました。

2024年8月5日に日経平均株価が一時-4700円超の下落。過去最大の下げ幅で13%を超える下落でした。日本株が軒並み急落した日です。
私は複数の銘柄に信用取引でエントリーしていましたが、そのすべてが大きく下落。
損切りできなかった私の塩漬け株がさらに爆損。怖くなって震えた手で損切り。最終的に200万円のマイナス。
スマートフォンをにぎりながら呆然としながら、なんでもっと早く損切りできなかったんだと自分を責め続けました。分かってはいたのですが、売ったら損が確定するそれが怖かったんです。
信用取引に手を出したのがそもそもの失敗
信用取引に手を出したのがそもそもの失敗だった。その夜は眠れず、翌朝には胃が痛むほどストレスを感じていました。
この損切りが正解だったのかずっと気にって仕方がなかったのを覚えています。
本来、働いて稼いだお金を将来のために増やすのが投資のはずなのに、投資が原因で仕事に支障が出る、完全に本末転倒でした。自分にあったリスク許容度を超えていたのです。
もう投資なんてやめようか。
そんな弱音が、何度も心の中で繰り返されました。
一日中、自分を責めて反省していた
損切りした後は、自分の部屋にこもってスマホでチャートを見たり、ニュースを漁ったりして、信用取引で失敗した理由を考え続けていました。
そして、ようやく気づきました。
自分がやっていたのは、投資ではなくギャンブルに近い投機だったことに。
- なぜ上がるのか、理由もなく買っていた
- 感情で動いてルールを守れなかった
- 自分に合わない投資スタイルを続けていた
信用取引の失敗経験から、自分に合った投資スタイルを本気で探すようになったのです。
投資スタイルが変わったことで得られた3つのこと
1. 精神的な安定
インデックス投資に切り替えてから、精神的なゆとりが生まれました。以前のように株価のチャートを毎日何度も確認したり、損切りや上がれと念じるような投機とは無縁です。
それよりも、続けることそのものに意味があるとわかったことで、焦ることが減りました。たとえ短期的に下がっても、今月は安くで積立できる!といい意味で楽観的でいられます。
家族との時間も増えました。以前は土日も株のニュースやSNSを見続けていましたが、今では副業や家族との食事に時間を使えています。これはお金の増減以上に大きなメリットでした。
2. 時間の使い方が変わった
信用取引をしていたころは、投資が趣味というより、投資に支配されているような感覚でした。SNSやYouTubeで個別株の情報を探しまくり、気づいたら深夜。翌朝も起きてすぐチャートを見る。そんな日々でした。
でも今は、時間の多くをブログや副業に充てています。副業はまだ収入こそ少ないですが、自分で積み上げている感覚があり、精神的にも満たされます。
そしてこのブログが、Googleアドセンスに合格すれば、将来的には不労所得の一部になるかもしれない。その可能性を持てているだけでも、今の投資スタイルにして良かったと感じています。
3. 将来への安心感が生まれた
インデックス投資の強みは、「データが語っている」ことです。
たとえば、S&P500の過去のチャートを見ると、1980年代の暴落、リーマンショック、コロナショックを経ても、今では大きく右肩上がり。どれだけ下がっても“時間を味方につければ回復する”という確信を与えてくれます。
だからこそ、「将来のお金の不安」を少しずつ手放せるようになってきました。
ブログを副業としてやる理由と実際のリアル
正直に言えば、今のブログからの収益は“ゼロ”です。
それでもなぜ続けられるかというと、楽しいから。それに、将来の自分のために残る資産だと思っているからです。
もちろん、体力的にはきついです。帰宅してすぐに副業に取りかかれるわけではなく、育児がひと段落してから、ようやくパソコンの前に座れる。作業中に子どもから「おしっこ!」と呼ばれればトイレに連れて行くし、子どもの歯磨きもします。そんな日々ですが、家族のことが大好きだから苦にはならないです。
ブログも収入はゼロだけど好きだから続けられているんです(笑)
「そんなに大変なのに、なんでやるの?」と家族に言われたことがあります。
「家計の足しにしたい。みんなで美味しいものを食べに行きたい。旅行にも行きたい。」と答えました。そんな未来のために、今は時間を使っています。

クラウドワークスで感じた副業のリアル
クラウドワークスでも副業をしていますが、最初は誰でもできるアンケートタスクから始めました。簡単な質問に答えるだけの案件です。最初は2件に応募して、1件だけ採用されたのですが、そこには思わぬ落とし穴がありました。
Zoom面談で話し始めると、最初は「AIと一緒にWebライティングを作っていこう」という話でした。ところが途中から「AIを使ってもっと稼ぎましょう!」と勧誘され、クラウドワークスでは禁止されているはずのLINE交換を求められました。
しぶしぶその場で交換したところ、次の面談も強引に日程を決められました。これは違うなと感じて後々断りの連絡を入れました。
そのことをクラウドワークスの担当者に報告しても、返事はありませんでした。
この体験から、副業だからといって、なんでも飛びついていいわけではないと痛感しました。今はむしろ、自分の経験を自分のペースで発信できるブログの方が自分には合っていると感じています。
ブログを“副業として成立”させるために必要だと思うこと
ブログはすぐに収益が発生するものではありません。だからこそ、何のために書くのか?という目的がはっきりしていないと、途中でモチベーションが切れてしまいます。
私にとってブログは、以下のような意味を持っています。
- 自分の経験を記録する場所
- 同じように悩む人に届ける場所
- 将来的に収益化を目指せる資産
たとえば、「信用取引で200万円の失敗談」や、「クラウドワークスでトラブルに遭った話」は、一見するとネガティブな体験です。でも、だからこそ誰かの役に立てるかもしれないし、共感してもらえるかもしれない。実際に過去に書いたブログ記事の中でも、自分の実体験をベースにした記事がよく読まれています。
もちろん、記事の作成には時間もエネルギーも必要です。それでも書き続けられるのは、未来への投資だと感じているから。読まれた記事が、いつか誰かの背中を押す存在になるかもしれない。それが副業としての成立感につながっていくのだと思います。
私が信用取引をやめてインデックス投資に切り替えて良かったと心から思える理由
最後にもう一度、はっきり言います。
信用取引で私は200万円を失いました。
でも、それがなかったらインデックス投資の価値に気づくこともなかったかもしれません。
以下、まとめです。

- 信用取引は、自分の性格やリスク許容度に合わなかった
- 損切りができず、メンタルが崩壊した
- 一時的な勝ちで調子に乗り、最後に大きく負けた
- 自分に合った投資スタイルを探す中で、インデックス投資に出会った
- 長期投資は安心感があり、心も時間も自由になった
- 将来への不安が少しずつ減ってきた
私と同じように、信用取引に向いてないかもと感じている人がいたら、是非インデックス投資を真剣に検討してほしいです。短期の値動きに一喜一憂せず、コツコツ続ける投資スタイルは、想像以上に心がラクになります。
まとめ:過去の失敗こそ、未来への最大の学び
投資にはリスクがあります。だからこそ、自分の性格や生活スタイルに合った方法を選ぶことが、何よりも大切です。
私は信用取引で痛い目にあいましたが、その経験があったからこそ、どうすれば安定して資産を築けるか?を本気で考えるようになりました。
そして今、家計を見直し、副業を取り入れながら、月13万円をインデックスファンドに積み立てる生活を送っています。
まだ収益化していないブログも、やがては副業として成立するはずだと信じています。
信用取引に不安がある方は、ぜひインデックス投資も選択肢に入れてみてください。