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資産形成

【1馬力家計で積立を続けるコツ】子育て世帯の実体験

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1馬力の家計で積立なんて無理。
妻が妊娠退職したとき、正直そう思いました。
子育てや生活費で手一杯の中、将来の資産づくりなんて現実味がなかったんです。

でも、家計を見直して少額から積立を始めたことで状況は一変。
今では毎月13万円を投資に回し、「無理せず続けられる積立習慣」を築けています。

1馬力家計で積立を続ける子育て世帯が家計管理をしているイメージイラスト

この記事では、NISAを活用しながら、私が1馬力家計で積立を続けられたリアルな方法と体験談を紹介します。

1馬力家計で積立は本当にできるのか?

妻の妊娠退職で1馬力に

私の家庭が「1馬力家計」になったのは、妻の妊娠がきっかけでした。
それまでは妻がパートで働いてくれていたのですが、体調を優先して退職。
そこからは私ひとりの収入で生活を支えることになりました。

月の手取りと支出の内訳

現在の手取りはおおよそ30万円前後です。
そこから支出を振り分けた実際の2025年6月の家計データをもとに、ざっくり内訳を整理すると次のようになります。

  • 住宅ローン:5万円
  • 死亡保険:2,000円台
  • 食費:72,244円
  • 外食費:20,016円
  • サブスク・通信費・光熱費・日用品・趣味:26,000円

6月の支出は合計でおよそ 17万円
固定費と生活費を差し引けば、余裕があるとは言えない水準。
それでも「積立をやめない」ことを優先して家計を組んでいます。

教育費の備えはすでに確保

また、子どもの教育費については200万円をすでに子ども名義で貯金しています。
今後ジュニアNISAが始まれば、この資金をインデックス投資に回して長期運用する予定です。
「教育費はある程度確保済み」という安心感があるからこそ、生活資金と並行して積立投資を続けられています。

余裕はないけど続けられる理由

正直、1馬力家計で月13万円の積立をしていると「余裕がある」とは言えません。
ですが私には「老後資金を備える安心」と「サイドFIREを目指す希望」があります。
その目標があるからこそ、日々のやりくりの中で積立を続ける力になっているのです。

積立投資を続けられる仕組み

少額から始めて徐々に増額

私が積立投資を始めたときは、月5,000円という小さな額でした。
そこから少しずつ積立額を増やしていき、3万3,000円にしたときは正直かなり生活に響きました。
それでも続けるうちに支出の優先順位が整理され、最終的には現在の13万円まで積立を固定できるようになりました。

無理のない範囲から始めて、徐々に増やす」という流れは、1馬力家計における継続のコツだったと思います。

NISAの活用

今はNISAを活用して、

  • 積立枠:10万円
  • 成長投資枠:3万円
    合計13万円を毎月積み立てています。

NISA制度を利用することで、利益にかかる税金を気にせずに運用できるのは大きなメリットです。

投資先はeMAXIS Slim S&P500

積み立てているのは「eMAXIS Slim S&P500」。
信託報酬が低く、長期投資に適したインデックスファンドです。
シンプルに米国株式に投資できる仕組みなので、初心者の私でも「これ1本でいい」と納得できています。

老後資金とサイドFIREへの想い

積立の目的は老後資金を準備すること。
ただ、それだけではなく「できればサイドFIREして、自分のやりたい仕事に時間を使いたい」という願いも込めています。

私の場合、それはブログなど「自分の発信」を軸にした働き方。
そのための安心を買うつもりで、毎月の積立を欠かさず続けています。

1馬力家計でも続けられた工夫

カード決済は一本化

我が家の支出の約7割はカード決済にしています。
ただ、最初は複数のカードを使ってポイントを狙っていたため、支払いの把握が難しく、払い忘れをしたこともありました。

そこで思い切ってカードを1枚に一本化
ポイント還元率よりも「管理しやすさ」を優先したことで、家計がシンプルになり、継続できる仕組みに変わりました。

夫婦で家計を見える化

積立を続けるためには、夫婦での「見える化」が欠かせませんでした。
明細を一緒に見ながら「ここは削れたね」「外食費は残そうね」と会話することで、家計を調整しています。

一度、削れるだけ削ってみたことがありましたが、その結果、生活の楽しみがなくなってしまい「これじゃ続かない」と気づきました。
家計管理はバランスが大切だと学んだ瞬間でした。

小さな積立からステップアップ

積立額は最初の5,000円から始まり、3万3,000円、10万円、そして現在の13万円へと増えてきました。
金額を増やすたびに「生活が圧迫されているな」と感じた時期もありました。

ですが、小さく始めて段階的に増やしたからこそ「このくらいなら続けられる」という感覚を身につけられました。
積立は一気に大きな額を目指すより、段階を踏むことがポイントだと実感しています。

積立投資の壁と向き合った話

マンガ課金がバレたエピソード

カード決済を一本化したおかげで、支出の見える化が進みました。
ただ、その中で思わぬ浪費がバレることも…。
私は大好きなマンガに課金していたのですが、明細を見た妻からすぐに指摘されました(笑)。

恥ずかしい経験でしたが、こうした「隠れた支出」が浮き彫りになるのも見える化の効果。
このエピソードは今となっては笑い話ですが、家計改善には役立ちました。

暴落との付き合い方

投資を始めた頃、初めての暴落に直面したときはやはり怖かったです。
ただ、積立額が3万円を超えたあたりでインデックス投資に対する理解が深まり、「焦らず続けるべきだ」と腹落ちできていました。

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特に本やチャートで学んだ「S&P500は15年以上持てば、どんなに高値掴みしても収益が出ている」という事実。
この歴史を知ったことが、恐怖を和らげる大きな支えになりました。

継続でしか得られない安心感

積立初期は「このまま本当に増えるのだろうか」と不安ばかりでした。
しかし、毎月コツコツ続けていくうちに「継続こそが最大の武器」だと実感できました。

今はまだ小さな成果ですが、それでも「続けている」という安心感があります。
暴落に動じなくなったのも、積立を通じて少しずつ自分の軸が強くなっていったからだと思います。

まとめ

1馬力家計でも積立は不可能ではありません。
ただし、無理に積立額を増やそうとすると家計や心の余裕を失ってしまいます。

大切なのは「削る・残すのバランス」を意識すること。
外食など家族の楽しみは残しつつ、無駄を減らしていけば積立の余地は自然と生まれます。

そして投資は「長期」「積立」「分散」が安心につながります。
初めは不安でも、続けていくうちに少しずつ自信が積み重なっていきます。

あなたも、まずは無理のない小さな積立から始めてみませんか?

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まえっちょ
まえっちょ
電装整備士
「副業×節約で入金力アップ」をテーマに、資産形成のリアルをゆる〜く発信中! 信用取引で大損 → インデックス投資に切り替え。 「地味だけど最強な資産形成」がモットーです。 過去の失敗や工夫もすべてさらけ出して書いていきます。
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